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厚労省 平成29年版の自殺対策白書を公表

 厚生労働省は、今月30日に閣議決定された「平成29年版の自殺対策白書」を公表しました。  その内容については、報道機関でも取り上げていました。注目されていたのは、次のような現状です。 ・平成28年の自殺者数は前年より8.9%減の2万1,897人(7年連続で減。22年ぶりに2万2,000人を下回る)。 ・しかし、人口10万人あたりの自殺者数は、19.5人(平成26年)で、世界保健機関のデータがとれる約90カ国中の6位。世界的には依然高い。 ・また、15~39歳の死因は、事故やがんを上回って自殺が1位。他の主要国の同年代の若者は事故死のほうが多く、白書でも「国際的に見ても深刻」と指摘。  自殺者数は減ってはいるものの、国際的にみると、さらに改善が必要という感じですね。現在、政府は、新たな自殺総合対策大綱の策定に向け、検討などを進めていますが、このような現状が十分に加味されています(新たに設けようとしている数値目標は、「今後10年間で、先進諸国の現在の水準まで減少することを目指し、自殺死亡率を平成27年比で30%以上減少」というものです)。今後もその大綱を中心に、総合的な自殺対策が講じられて行くことになりそうです。 詳しくは、こちらをご覧ください。 <平成29年版自殺対策白書/概要・本体> ・概要 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/17-2/index.html ・本体 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/17/index.html

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