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「令和2年 雇用動向調査結果の概要」を公表 9年ぶりの離職超過(厚労省)

2021/09/01

調査・統計

 厚生労働省から、「令和2年 雇用動向調査結果の概要」が公表されました(令和3年8月31日公表)。

 「雇用動向調査」は、全国の主要産業の事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施されており、今回の結果は、この2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたものです。

 これによると、令和2年の入職率、離職率及び入職超過率は、次のとおりとなっています。

・入職率=13.9%(前年と比べて2.8ポイント低下)
・離職率=14.2%(前年と比べて1.4ポイント低下)
・入職超過率=-0.3ポイント(9年ぶりの離職超過)

 なお、細かなところでは、次のような調査結果も公表されています。

●転職入職者が前職を辞めた理由

 令和2年1年間の転職入職者が前職を辞めた理由をみると、男性は「その他の理由(出向等を含む)」31.3%を除くと、「定年・契約期間の満了」16.0%が最も多く、次いで「給料等収入が少なかった」9.4%となっている。

 女性は「その他の理由(出向等を含む)」26.9%を除くと「職場の人間関係が好ましくなかった」13.3%が最も多く、次いで「定年・契約期間の満了」12.7%となっている。

 前年と比べると、上昇幅が最も大きいのは、男性は「給料等収入が少なかった」0.7 ポイントで、女性は「会社都合」2.3 ポイントとなっている。

●離職理由別離職率の推移

 令和2年1年間の離職率を離職理由別にみると、「個人的理由」(「結婚」「出産・育児」「介護・看護」及び「その他の個人的理由」の合計)によるものは 10.1%で、前年と比べると、1.4 ポイント低下し、「事業所側の理由」(「経営上の都合」「出向」及び「出向元への復帰」の合計)によるものは 1.1%で、前年と比べ横ばいであった。

 性別にみると、「個人的理由」によるものは、男性は 8.5%、女性は 11.9%で、前年と比べると男性は 0.6 ポイント、女性は 2.4 ポイント低下し、「事業所側の理由」によるものは、男性は 1.1%、女性は 1.0%で、前年と比べると男性は 0.2 ポイント低下し、女性は 0.3 ポイント上昇した。

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

<令和2年雇用動向調査結果の概要>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-2/index.html

 

※無断転載を禁じます

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