「産後パパ育休の創設」等への対応状況 完了または目途がついている中小企業は49.1%にとどまる(日商の調査)
日本商工会議所から、「女性、外国人材の活躍に関する調査」の集計結果が公表されました(令和4年9月21日公表)。
この調査は、生産年齢人口の減少が進む中、女性・外国人といった多様な人材の活躍に関する状況を把握し、今後の意見・要望活動に活かすために、全国の中小企業を対象として実施されたものです(回答があった2,880社の結果を集計)。
さまざまな調査が行われていますが、女性の活躍推進について、次の調査結果が注目されています。
- 令和4年4月より段階的に施行している「改正育児・介護休業法」のうち、同年10月施行の「産後パパ育休の創設」等への対応状況について、「既に対応は完了している(社内規定の整備、従業員への周知・啓発等)」もしくは「対応の目途がついている」と回答した企業の割合は49.1%にとどまる。
規模の小さい企業では「対応できていない」「内容も把握していない」と回答する割合が多い。
- 男性育休促進に関する課題は、「代替要員が社内にいない」が最多で52.4%。
令和4年10月1日施行の「産後パパ育休の創設」(同日施行の「育児休業の見直し」も同様)については、就業規則(育児・介護休業規程など)の改定が必要です。
施行日までの期間はもちろん、施行後も、対応に追われる中小企業は多数に上りそうですね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
ほかにも、興味深いが調査が行われていますので、ご確認ください。
<「女性、外国人材の活躍に関する調査」の集計結果について>
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