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賃上げ企業が3年ぶりに増加(令和4年賃金引上げ等の実態に関する調査)
厚生労働省から、「令和4年 賃金引上げ等の実態に関する調査の概況」が公表されました(令和4年11月22日公表)。
この調査は、全国の民間企業における賃金の改定額、改定率、改定方法などを明らかにすることを目的に、令和4年7月から8月にかけて行われたもので、常用労働者 100 人以上を雇用する民間企業のうち、有効回答があった2,020社の調査結果を集計したものです。
そのポイントは次のとおりです。
- 賃金の改定状況
・賃金の改定の実施状況別企業割合 →「1人平均賃金を引き上げた・引き上げる」企業割合 85.7%(前年 80.7%)
・1人平均賃金の改定額(予定を含む。)→ 5,534円(前年4,694円)
・改定率(予定を含む。)→ 1.9%(前年 1.6%)
- 定期昇給等の実施状況
・定期昇給を「行った・行う」企業割合
→ 管理職 64.5%(前年 63.1%):一般職 74.1%(前年 74.6%)
・ベースアップを「行った・行う」企業割合
→ 管理職 24.6%(前年 15.1%):一般職 29.9%(前年 17.7%)
賃上げ企業(1人平均賃金を引き上げた・引き上げる企業)の割合は、新型コロナの影響から2年連続で低下していましたが、令和4年は3年ぶりに増加に転じ、85.7%となりましま。
コロナ禍からの経済活動の再開で、宿泊・飲食業で改善がみられ、全体の押し上げの要因となったと分析されています。
しかし、コロナ前の水準(令和元年は90.2%)には、まだ戻っていない状況となっています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和4年 賃金引上げ等の実態に関する調査の概況>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/jittai/22/index.html
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