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就活セクハラ問題 「企業などに対応してもらえるように取り組む」(厚生労働大臣)
東京都内の大学生の団体(SAY)が、令和元年(2019年)12月2日に記者会見を開き、就職活動の際に企業の採用者らが学生に性的な言動を行ういわゆる「就活セクハラ」の根絶を訴えたことが話題になっています。
その会見では、厚生労働省が示した企業にパワハラ防止を求める指針案(現在パブコメ中)について、「実際にハラスメントを防ぐ抑止力がまったくない」、「職場の定義が非常に狭く、就活セクハラの実態への解決として不十分」などと批判しています。
指針案において、就職活動中の学生への言動については、「相談があった場合は適切な対応に努めることが望ましい」といった内容にとどめられています。
この件が、同月3日の加藤厚生労働大臣の記者会見において取り上げられ、同大臣は、「雇用管理の延長線上においてもしっかりと対応してもらえるように取り組んでいきたい」と回答しています。
厚生労働大臣の記者会見について、詳しくはこちらをご覧ください。
<加藤大臣会見概要(令和元年12月3日)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00173.html
なお、この件に限らず、パワハラ指針の案への風当りは強い状況となっていますね。
「#KuToo運動の主導者が、指針に、パンプス強制はパワハラであることを明記するように求めている」といった動きもあるようで、各方面からの批判・改善の要望が相次いでいます。
そんな渦中にある 指針の案は、現在パブコメ中です。
今一度紹介しておきます(意見募集の締切日は、令和元年12月20日)。
<事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(案)に係る御意見募集について>
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495190288&Mode=0
<事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針等の一部を改正する件(案)に係る御意見募集について>
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495190289&Mode=0
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