2024/07/16(火) コラム
高年齢労働者の安全と健康
60歳以上の雇用者(以下、「高年齢労働者」という)の割合は、特に商業をはじめとする第三次産業で増加しており、過去10年間で1.5倍を超えて増加しています(下図参照)。また、少子化も相まって職場における高年齢層の割合が増加し続けており、さらに身体機能や治癒力の低下などにより労働災害が発生しやすくかつ休業日数も長期化しやすい傾向も重なり、ますます高年齢労働者の労働災害発生率は増加しています。
図:高齢就業者数の推移(2009年〜2019年)
出典:総務省統計局「労働力調査」
では、高年齢労働者を主力とする事業者、そして労働者本人はいったいどのように対策を講じればよいのでしょうか。
令和元年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針 2019」において「サービス業で増加している高齢者の労働災害を防止するための取組を推進する」取り組みの一つである、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(通称:エイジフレンドリーガイドライン)について、ご案内致します。
本記事が掲載されている特集:安全衛生コラム
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