【助成金小冊子活用事例】渡辺英行先生(kasoku社会保険労務士法人)
2024/05/13
毎年「会社を元気にする助成金・給付金」小冊子をご活用くださっている先生方に、どのような使い方をされているのか、また、小冊子を活かしながら助成金を受給した事例をご紹介いただきました。
【助成金小冊子活用事例】わかりやすい解説で助成金の受給がスムーズに
助成金小冊子の編集メンバーとして、小冊子制作で工夫している点を教えてください
2015年より、「会社を元気にする助成金・給付金」の編集メンバーとして、助成金小冊子の制作に携わっています。
毎年度、小冊子で取り上げている助成金は、定番の助成金で改正点のあったもの(例:キャリアアップ助成金(正社員化コース))や、新設された助成金の中から使いやすそうなものなどからピックアップ。厚生労働省等から出される各助成金の支給要領やパンフレットをプロジェクトメンバー全員で隅々まで読み込み、何度も議論を重ねながら、必要な情報をコンパクトに伝えるように心がけるとともに、できるだけ平易な表現を使うことで、社労士の先生方だけでなく、会社のご担当者の方でも理解できるように努めております。
助成金診断についても、アンケートの質問一つひとつにこだわり、診断結果は広く助成金の受給可能性が拾え、社労士の先生方が提案に使いやすいような作りを目指しています。
ぜひたくさんの方にご活用いただきたいと思います。
特に注目している助成金とその理由を教えてください
人材不足で悩んでいる会社は多いと思います。
そのような中で、生産性向上のための設備投資やコンサルティング導入などを行いながら、賃金の引き上げを通じて人材の定着・モチベーションアップを図ることができる業務改善助成金は、今後最も注目される助成金の一つだと考えております。
これから問い合わせも増えてくることが予想されます。
助成金を受給した事例を教えてください
女性従業員から妊娠した旨の報告を受けた顧問先の会社がありましたが、いままで育児休業を取得した従業員がおらず、どのように育児休業を取得させていいのかわからないとのことで相談を受けました。
その際、育児休業の概要をご説明するとともに、小冊子を見せながら両立支援等助成金(育児休業等支援コース)をご案内しました。
取り組みの流れもわかりやすくまとまっているので、初めての育児休業を円滑に行うことができただけでなく、助成金も受給できました。
プロフィール
渡辺英行(わたなべ ひでゆき)
社会保険労務士 kasoku社会保険労務士法人
2014年某乳業会社を退職し、渡辺英行社会保険労務士事務所を設立。設立直後は助成金をきっかけとしながら、顧問業務・人事評価制度・労働者派遣事業の許認可など、業務の幅を徐々に広げていき、2022年kasoku社会保険労務士法人として法人化。2015年よりPSR発行「会社を元気にする助成金・給付金」の編集メンバー。