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令和6年版の労働経済白書を公表 人手不足は「長期かつ粘着的」 対応に向けた方向性等を示す(厚労省)

厚生労働省から、令和6年版の「労働経済の分析(労働経済白書)」が公表されました(令和6年9月6日公表)。労働経済白書は、一般経済や雇用、労働時間などの現状や課題について、統計データを活用して分析する報告書で、今回で75回目の公表となります。

今回の白書では、「人手不足への対応」をテーマとして分析が行われています。

第Ⅰ部では、2023年の雇用情勢や賃金、経済等の動きがまとめられています。第Ⅱ部では、我が国の人手不足の動向やその背景が分析され、人手不足への対応に向けた方向性等が示されています。

<主なポイント>

□ 人手不足には、需要増加、労働時間短縮、サービス産業化の進展等が複合的に影響している。
今後も人口減少や高齢化が続くことが見込まれる中、2010年代以降の人手不足は「長期かつ粘着的」となっており、さらに、2023年時点で、人手不足が相当に広い範囲の産業・職業で生じている。

□ こうした人手不足に対応するためには、労働生産性の向上に引き続き取り組んでいくとともに、誰もが活躍できる社会の実現に向けて、女性、高齢者、外国人等の多様な人材が活躍できる職場づくりが重要である。
さらに、介護や小売・サービス等の人手不足が深刻な分野においては、離職率を下げることが重要であり、賃金水準をはじめ労働環境、労働条件の整備・改善が求められるほか、人手不足の程度に応じて、ICTの活用や機械化の対応も効果的である。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<「令和6年版 労働経済の分析」を公表します>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43038.html

※無断転載を禁じます

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