“医師の働き方改革”とベースアップ評価料の現状と課題
令和6年4月から、勤務医師にも時間外労働規制が適用されるいわゆる“医師の働き方改革”が始まりました。
また、令和6年度診療報酬改定により、ベースアップ評価料が創設されました。
これにより、医療従事者の賃上げのための財源ができましたが、病院や診療所は、その導入に戸惑っています。
- 労働時間管理を中心とした「労務コンサル」
- ベースアップ評価料の正しい振り分けのための「賃金・人事評価」の見直し
の需要が大変高まっており、今こそ、医療分野に社会保険労務士が貢献すべきときです。
そこで今回PSRでは、医業経営・医療労務管理のコンサルタントとして活躍されています社会保険労務士の大澤範恭先生を講師にお迎えし、医師の働き方改革”とベースアップ評価料について解説頂くセミナーを開催することに致しました。
大澤先生がおっしゃるには、
「医療分野において、1・2号業務は既にレッドオーシャンだが、
労務管理、賃金・人事評価制度の見直しに関するコンサルのニーズはまだまだある」とのこと。
病院では、1・2号業務は内製化されており、クリニックにはすでに社労士が入り込んでいることが多い。
ただ、医療分野の労務コンサル、人事コンサルをできる社労士は少ないので、コンサル部分ではまだまだ新しい社労士を必要としているそうです。
また、ベースアップ評価料の算定は今年6月からすでに始まっていますが、まだ手をつけられていないクリニックは半分ほどありますし、大澤先生が言われるには、
「これからは一律ではなく、努力しているクリニック・病院の評価料が増えることも考えられる。職員のワークエンゲージメントを高め、医療機関の売上を上げるためのコンサルも大切だ」ということです。
今回のセミナーでは、以上のような現状と課題とともに、社会保険労務士が果たすべき役割について解説頂きます。
医療業のコンサルをしようと考える先生は避けて通れない話ばかりです。
すでに医療業の顧問先を持っている先生も、これから医療業に貢献していきたいと思っている先生も、是非ご参加ください。
※このセミナーの内容は録画し、編集後1週間の動画の振り返り配信を行います。
講座内容
1.“医師の働き方改革”施行後の姿 | |
2.懸念される事態と対応策 | ⑴ 診療体制の縮小の可能性 ⑵ 「隠れB・C水準」医療機関の問題 ⑶ 合理的な労働時間の管理~労務管理の落とし穴~ ⑷ タスクシフト・シェア等による生産性・患者サービスの向上 ⑸ 患者の理解と協力 |
3.ベースアップ評価料について |
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4.賃金・人事評価制度の仕組みを 変えてみませんか? |
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※このセミナーの内容は録画し、編集後1週間の動画の振り返り配信を行います。
講師
大澤 範恭(おおさわ のりやす)氏
認定登録医業経営コンサルタント、特定社会保険労務士、行政書士
(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ
株式会社ワーク・ライフバランス認定ワーク・ライフバランスコンサルタント
(公社)日本医業経営コンサルタント協会埼玉県支部副支部長
埼玉県医療勤務環境改善支援センター
医業経営アドバイザー・医療労務管理アドバイザー
1982年 東京大学法学部卒業、厚生省(当時)入省
2017年 35年間在職した厚生労働省を退職
2018年 AIP社会保険労務士・行政書士事務所を開業
2019年 AIP経営労務合同会社を設立、病院専門の人事・労務コンサルティングに従事
著書「医師の働き方改革実践ハンドブック(令和4年7月発刊 日本法令)」
「医師の時間外労働規制 関係法令通達集(令和5年10月発刊 日本法令)」
開催概要
セミナータイトル | “医師の働き方改革”とベースアップ評価料の現状と課題 |
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講師 | 大澤 範恭 氏 |
備考 |
今回の講座は、会場参加とZoomでのオンライン参加をお選びいただけます。 ご希望の受講形式にチェックいただきお申し込みをお願いします。
※講座終了後、1週間動画を振り返り配信させていただきます。 |