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労省審議会 産業医制度等の見直しを妥当と答申、改正へ
厚生労働大臣は、先月22日に、労働政策審議会に対し、産業医制度等の見直しを内容とする「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令案要綱」について諮問を行いました。これを受けて、同審議会安全衛生分科会で審議が行われ、今月13日、同審議会から、妥当であるとの答申がありました。 厚生労働省は、この答申を踏まえて速やかに省令の改正作業を進めるとのことです(平成29年6月1日施行予定)。 この改正省令案のポイントは次のとおりです。 ●健康診断の結果に基づく医師等からの意見聴取に必要となる情報の医師等への提供 事業者は、各種健康診断の有所見者について医師等が就業上の措置等に関する意見具申を行う上で必要となる労働者の業務に関する情報を当該医師等から求められたときは、これを提供しなければならないこととする。 ●長時間労働者に関する情報の産業医への提供 事業者は、毎月1回以上、一定の期日を定めて、休憩時間を除き1週間当たり40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間の算定を行ったときは、速やかに、その超えた時間が1月当たり100時間を超えた労働者の氏名及び当該労働者に係る超えた時間に関する情報を産業医に提供しなければならないものとする。 ●産業医の定期巡視の頻度の見直し 少なくとも毎月1回行うこととされている産業医による作業場等の巡視について、事業者から毎月1回以上産業医に所定の情報が提供されている場合であって、事業者の同意がある場合には、産業医による作業場等の巡視の頻度を、少なくとも2月に1回とすることを可能とする。 詳しくは、こちらをご覧ください。 <省令案の概要> http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11303000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu-Roudoueiseika/0000154769.pdf
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