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労災認定から3年、記者の過労死を公表

 「日本放送協会(NHK)が、平成25年7月に心不全で死亡した所属の女性記者が、平成26年5月に過労死として労災認定を受けていたことを発表した。」という報道がありました。  労働基準監督署が認定した死亡前1か月間の残業時間は、過労死基準を大幅に上回る約159時間。その前月の残業時間も約146時間だったという報道もあります。 〔参考〕過労死の認定基準のパンフレット(厚労省) http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/040325-11.html ※労働時間の評価の目安については、P6参照。  同協会は、大手広告会社の過労自殺事件など過労死問題を手厚く報道してましたが、局内で起きた過労死については、職員にも外部にも伏せていたということです。  同協会が公表を控えていたことについては、「当初は遺族側から公表を望まないとの意向を示されていたので、公表を控えていた」とか、「今年の命日以降、遺族側から再発防止につなげるため、公表してほしいという強い要望があった」など、さまざまな報道がされています。    一向に収まらない過労死事件の報道。時間外労働の上限規制の早期の実施が望まれるところですが、その審議は、衆院の解散総選挙でストップしています。国会が正常化し、審議の場が整うことが待たれます。

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