令和4年の雇用動向調査 2年連続で入職超過(入職率が離職率を上回る)(厚労省)
厚生労働省から、令和4年「雇用動向調査」の結果の概要が公表されました(令和5年8月22日公表)。
この調査は、5人以上の常用労働者を雇用する事業所を対象として、上半期と下半期の年2回実施されており、今回の結果は、令和4年に実施された2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたものです。
調査結果のポイントは、次のとおりです。
●入職率、離職率及び入職超過率
・入職率 15.2%(前年と比べて1.2ポイント上昇)
・離職率 15.0%(前年と比べて1.1ポイント上昇)
・入職超過率 0.2ポイント(入職超過)(前年と比べて0.1ポイント拡大)
●就業形態別入職率及び離職率
・一般労働者 入職率11.8% 離職率11.9%
(前年と比べて入職率0.9ポイント上昇、離職率0.8ポイント上昇)
・パートタイム労働者 入職率24.2% 離職率23.1%
(前年と比べて入職率2.2ポイント上昇、離職率1.8ポイント上昇)
●産業別入職率及び離職率
・宿泊業,飲食サービス業 入職率34.6% 離職率26.8%で入職超過
(前年と比べて入職率10.8ポイント上昇、離職率1.2ポイント上昇)
・生活関連サービス業,娯楽業 入職率23.2% 離職率18.7%で入職超過
(前年と比べて入職率5.4ポイント低下、離職率3.6ポイント低下)
全体で見た場合、2年連続で入職超過となり、入職超過率は前年と比べて0.1ポイント拡大しています。
令和4年は、新型コロナによる人流規制の緩和によりサービス業などを中心に就労者が増えてきた時期で、その動きが反映されたようです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和4年 雇用動向調査結果の概要(厚労省)>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-2/index.html
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