2018年3月卒の新卒初任給、引上げ額・率ともに前年を上回る 採用難の影響
経団連から、「2018年3月卒『新規学卒者決定初任給調査結果』」が公表されました(平成30年10月25日公表)。
ポイントは、次のようなものです。
●学歴別の初任給の引上げ額は、すべての学歴で前年を上回る。
・高校卒・事務系が1,929円で最も高く、次いで、大学卒・事務系(1,869円)、大学院卒・技術系(1,789円)となっている。
・対前年引上げ率においても、すべての学歴で前年を上回り、0.76(大学院卒・事務系)~1.16%(高校卒・事務系)となった。
●初任給決定にあたって最も考慮した判断要因は、「世間相場」(27.6%)が最も多く、次いで「在籍者とのバランスや新卒者の職務価値」(21.1%)と「人材を確保する観点」(19.1%)の回答が多い。
・このうち、「人材を確保する観点」については、2012年(7.7%)から6年連続で増加。この背景としては、人手不足の深刻化による採用難の影響が特に考えられる。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<2018年3月卒「新規学卒者決定初任給調査結果」>
http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/092.pdf
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