学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 おおむね現行の就活日程に肯定的
内閣府から、「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」の結果が公表されました(令和元年(2019年)12月10日公表)。
この調査は、インターネット調査として実施され、有効回答があった6,986名(大学4年生5,023名/大学院2年生1,963名)の調査結果を集計したものです。
2019年度の就職・採用活動の時期は、2016年度~2018年度と同様の時期(広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降)に設定されました。
調査によると、このことについて、今年度に就職活動を行った現在の大学4年生及び大学院2年生の多くは、大学3年生・大学院1年生の秋頃までに認知しており、「先輩の体験など、昨年の就職活動の情報を参考にすることができた」、「夏の暑い時期に就職活動を行わなくて済んだ」、「どの時期にどのような就職活動をするか予定をたてやすく準備・行動ができた」などの点で肯定的な認識を示しているということです。
なお、企業から学生の学修活動等への配慮の状況に関しては、2018 年度調査でも見られたように、いくつかの点で状況の改善が認められているようです。
他方で、2015年度以降改善の傾向が見られるものの、今年度調査においても内々定を受けた学生の1割以上が企業からいわゆる「オワハラ」(例えば、内々定を出す代わりに他社への就職活動をやめるよう強要された、など)を受けたと回答しているとのことです。
また、今年度新たに設定された調査項目では、約2%が、就職活動の過程においてセクシュアルハラスメント行為を受けたことが「ある」と回答しているとのことです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査>
https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/index.html
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