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人間関係のトラブルを解決するには ~パラダイム転換~

2018/01/07

コラム

パラダイム転換とは何か?

「7つの習慣」でスティーブン・コビー博士が紹介しています。

一言で言えば、物の見方を変えること。

具体的にコビー博士は、戦艦を例えにして説明しています。

 

ある夜、戦艦が航海していた。
戦艦のレーダーがはるか前方に船らしい物体を探知した。
そこで艦長は、「今すぐ、進路を変更せよ。こちらは戦艦である」と打電した。
すると相手から「そちらこそ、進路を変更せよ」と返してきた。
そこでさらに艦長は「進路を変更せよ」と伝えたが、やはり相手から「そちらこそ、変更せよ」とまた返ってきた。
そのやり取りの間に、みるみるその相手との距離は縮まってきて、もうすぐ双方は、あわや衝突するかとも思われた。
そこで艦長は「こちらの指示に従わないのであれば、攻撃を行う」と、打った。

すると相手から「こちらは灯台である」と言ってきた。

そこで戦艦は、進路を変えた。

多くの人は、自分は変わるべきではなく、相手が変わるべきだ、と思いこんでいます。つまり人間は、今までの経験から、自分の考えは絶対に正しいと、囚われてしまう生き物なのです。

どうすれば良かったのか?
相手を変えようとするところから始めてはいけません。
まず、相手を理解することを、先に行うことが大事。それによって、こちらの行動も変わる。

まず、相手が灯台かもしれないと知ることが大事なのです。

特に人間関係のトラブルを解決するには「パラダイム転換」によって、自分が相手を理解した後で、自分の行動を考えることが大事です。

エニアグラムでは相手の自我を学び、相手を理解し、物の見方を変えることで、人との関係を良くすることができます。

 

執筆者

安村 明史(やすむらめいし)

ビジネス能力開発株式会社 代表取締役社長
一般社団法人日本コミュニケーション協会代表理事

 

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